住宅ローン契約者113人の調査で、今後2年以内に変動金利が上昇すると90.3%が見込む一方、直近半年で対抗策を「特に検討していない」が61.1%に達しました。冬ボーナスの優先先は「投資」29.5%が最多で、「繰り上げ返済」12.8%を大きく上回りました。
調査は家計診断サービス「オカネコ」のユーザーを対象に2025年12月12〜14日に実施。金利上昇局面では繰り上げ返済を重視する考えに約7割が共感しましたが、実際の資金配分は貯蓄28.2%が続き、返済は伸びませんでした。借り換え等の検討は、繰り上げ返済の時期16.8%、変動内の借り換え15.0%、固定への借り換え14.2%でした。
「投資より返済を優先する金利」の基準は「わからない/基準はない」32.7%が最多で、判断の分散も確認されました。繰り上げ返済は利息削減効果が大きい期間短縮型が60.2%と多数派で、住宅ローン控除終了後に優先度が上がるとの回答は41.6%でした。今後は金利動向と控除の期限を踏まえ、家計の損益分岐点を可視化するニーズが高まりそうです。
source: PR TIMES
