建設コンサルタントの八千代エンジニヤリング(本店・東京台東区)は、環境省が進める「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を建設コンサル企業として初めて締結しました。日本各地にある34の国立公園を対象に、インフラ計画や維持管理で培った技術を生かし、魅力向上と持続可能な利用の両立を支援します。締結式は2025年12月18日14時から、環境省第1会議室(東京・霞が関)で行われます。

同社はこれまで、道路・ダムなど社会インフラに加え、水環境・気候変動、生態系保全、地域振興などを一体で扱うコンサルティングを展開してきました。近年は、自然を資本として捉える「自然資本経営」や、生物多様性、海洋の炭素吸収源である「ブルーカーボン」への取り組みを強化しており、国立公園をこれらの知見を生かす中核フィールドと位置づけます。

国立公園オフィシャルパートナーシップは、環境省と企業・団体が協力し、美しい景観や滞在の魅力を国内外に発信しながら、利用拡大と自然保全、さらに地域活性化を図る仕組みです。民間のマーケティング力を活用しつつ、保全費用や管理面での課題を補う狙いがあります。

今後は、国立公園内の利用動線設計やビジターセンター計画、地域観光との連携などで、同社がどこまで具体的な事業を提示できるかが焦点になります。短期的にはモデル地域の形成、長期的には自然資本を評価に織り込んだ公共投資や観光政策の拡大に波及する可能性がありますが、利用増による環境負荷とのバランスをどのように管理するかが課題として残ります。

【イベント情報】

国立公園オフィシャルパートナーシップ(第14回)締結式

日程:2025年12月18日(木)14:00~15:00(開場13:30)

会場:環境省 第1会議室(東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館22階)

取材申込窓口:八千代エンジニヤリング株式会社 事業開発本部 開発推進部 吉田(marketing@yachiyo-eng.co.jp)

source: PR TIMES

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