名古屋商科大学は11月25日から、エジプト高等教育省の幹部職員10名を受け入れ、日本の高等教育と大学経営を学ぶ3週間の集中研修「Capacity Development Management Training（第4期）」を実施しています。期間は12月13日までで、ケースメソッドの授業と愛知県内での現地視察を組み合わせた構成です。
第1週は日本社会と教育制度を扱い、名古屋市科学館やトヨタ産業技術記念館などを視察。第2週は大学の制度・質保証・ガバナンスを学び、愛知県教育委員会を訪問。第3週は大学マネジメントや財務、産学連携に焦点を当てます。全15日間で、講義はケースメソッド、視察と併走します。
同研修は2023年に開始し、今回が第4期です。エジプト政府は公務員や大学教員の能力開発を日本で継続しており、名古屋商科大学は受入と運営力が評価されています。同校はAACSB・AMBA・EQUISの三大認証を全取得する国内唯一校で、PIM正会員。QS社のEMBA/MBA/MiM各ランキングで国内1位の実績があります。
今後は、2026年2月に最終グループとなる第5期（3週間）を受け入れる計画です。日本の大学経営の知見を海外の高等教育改革に応用する取り組みは、政策対話や共同研究の拡大、留学生・教員交流の活性化につながる可能性があります。実務的な成果指標の可視化と継続的な評価が注目点です。
【プログラム情報】
研修名：Capacity Development Management Training（CDM）第4期
期間：2025年11月25日〜12月13日（15日間）
参加者：エジプト高等教育省 幹部職員10名
実施場所：名商大ビジネススクール 名古屋丸の内タワー（講義）/ 愛知県内（視察）
主な講義：Education & Society / Japanese Higher Education System / Japanese University Management
次期予定：第5期を2026年2月から3週間
公式情報：https://mba.nucba.ac.jp/en/news/entry-23307.html
source: PR TIMES