株式会社商船三井は2026年1月8日、CapitaLandグループと共同で、シンガポール西部ジュロン工業地帯に高度自動化倉庫「OMEGA 1 Singapore」を開発する事業へ出資参画すると明らかにしました。CapitaLand SEA Logistics Fundの3号案件で、竣工は2028年予定です。総床面積は約7万1,000㎡で、約6万パレットの収容を見込み、総開発費は約2億6,000万シンガポールドル(約312億円)としています。立地はトゥアス・メガポートなど主要港湾や主要道路、マレーシア連絡橋へのアクセスに優れ、越境物流を含む広域配送の拠点化を狙います。施設は5階建ての多層階ランプ型で、高さ約40mの自動貨物保管エリアを計画し、自動荷役クレーン、自動制御ラック、無人搬送車(AGV)などで在庫管理と荷役の効率化を図ります。AGVは人が運転しない搬送車で、倉庫内の移動を自動化する仕組みです。環境面では、シンガポール建設庁(BCA)の建物環境認証「Green Mark」で上位評価のGoldPlus取得を目指します。賃貸は台湾のAlly Logistic Property(ALP)社と全棟の賃貸借契約を結んでおり、稼働率の早期安定につながる可能性があります。今後は、建設の進捗とともに、自動化設備の実装が計画通り進むか、東南アジアで拡大が見込まれる物流需要を取り込めるかが焦点となります。

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