大和工業は12月17日、豪ニューサウスウェールズ州の分岐器メーカーSalix Products Pty Ltd.の株式50%をMartinus Group Holdings Pty Ltd.から取得することで合意したと明らかにしました。取引完了後もMartinusが50%を保有し、Salixは両社のジョイントベンチャーとなります。
大和工業は鉄鋼に加え、分岐器やタイプレートなどの軌道用品事業を展開しており、今回の出資で海外展開を進めます。Salixは分岐器を中心とする軌道用品の設計・供給に特化したファブレス企業で、EN規格(欧州由来で世界的に使われる国際規格)などの設計・認証取得に強みを持ち、豪州・ニュージーランド・チリの鉄道事業者向けに設計から品質管理、納入まで担ってきました。
大和工業は国際規格対応と供給体制を強化し、Martinusの海外ネットワークも活用して案件獲得の拡大を狙います。今後は分岐器領域を軸に、中長期の成長に向けた海外比率の高まりが焦点となります。
【企業情報】
大和工業 http://www.yamatokogyo.co.jp/
Salix Products https://www.salixproducts.com.au/
Martinus https://www.martinusrail.com.au/
source: PR TIMES
