国立大学法人岡山大学は2025年12月5日、津島キャンパス本部棟で2025年度「プロジェクトマネジメント基礎研修」第2回（Day2）を実施し、各部局の副部局長7人、総合技術部の技術職員2人、事務職員6人の計15人が参加しました。大学経営を担う人材の育成を目的とし、一般社団法人PMI日本支部から4人の講師が担当しました。
研修では、前回内容の振り返りに続き、「岡山大学Vision シンポジウム」を題材にしたマスタースケジュール作成とWBS（ワークブレークダウンストラクチャー：作業分解構成図）のグループワークを実施しました。さらに、利害関係者との関係を計画的に管理する「ステークホルダー・マネジメント」の手法について講義と演習を行い、成果物としてステークホルダー・マネジメント管理簿を作成しました。
本研修は、国の支援事業である「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」の一環として実施されており、2025年10月には、日本学術振興会（JSPS）の「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」にも採択されています。那須保友学長は、PMI日本支部講師陣への謝意を示すとともに、教職員間の連携強化やJSPS事業との相乗効果への期待を述べました。
参加者からは、具体的なスケジュールやタスク管理の重要性、ステークホルダー管理の必要性に加え、異なる業務を担う教職員とのグループワークを通じて多様な視点を得られたとの声が寄せられました。今後、岡山大学は今回の研修成果を踏まえ、研究開発や大学運営プロジェクトにPM手法をより広く取り入れ、組織全体のマネジメント力向上につなげていくとみられます。
【関連情報】
岡山大学公式サイト https://www.okayama-u.ac.jp/
岡山大学ビジョン概要 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
J-PEAKS事業サイト https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
PMI日本支部 https://www.pmi-japan.org/
source: PR TIMES