株式会社平和マネキン(大分県別府市)は2026年1月、広告代理店やイベント会社、内装工事と同一視されがちな「ディスプレイ領域」について、役割の違いを整理して明文化し、業界関係者向けに情報発信する取り組みを始めました。背景にはEC・SNSの浸透や短期出店、POPUP増加で「演出」「売場づくり」といった言葉が複数業態にまたがり、混同が起きやすい現状があります。同社は、広告代理店は年間施策などプロモーション全体の設計・調整を担うことが多い一方、売場やPOPUPのディスプレイは更新頻度が高く現場判断が多い上、1件あたりの金額規模が比較的小さいため、専門事業者が直接対応する方が合理的な場合があると説明します。またイベントは人流や仮設・短期設営のノウハウが中心になりやすいのに対し、ディスプレイは「どう見せてどう伝えるか」を前提に、マネキンや陳列什器など表現起点の資産と運用ノウハウが蓄積される点が違いだとしました。内装工事は床・壁・天井など長期使用の固定要素、ディスプレイは季節や商品に合わせて変化を前提に更新する要素として切り分け、運用は来場者反応や導線、天候、トレンドに応じて小さな変更を重ねる仮説検証型だと位置づけています。変化を支える体制として全国40以上の拠点配置や即納レンタル、国内一貫生産なども挙げ、今後は各業態の役割を尊重しつつ、表現の現場におけるディスプレイの位置づけを継続発信するとしています。

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