東京都は2025年12月1日、GX(グリーントランスフォーメーション)に資するスタートアップなどに投資・伴走支援する「GXイノベーション促進支援ファンド」を設立しました。運営は株式会社みらい創造インベストメンツで、ファンド規模は目標60億円、うち都の出資額は30億円です。期間は約10年(2035年11月30日まで、最長3年延長可)としています。

投資対象はGX分野を中心に、ディープテック(先端科学技術に基づく事業)など最先端技術を持つ未公開企業です。研究シーズ段階からIPO(株式上場)を見据えた成長期まで一貫して支える「カンパニークリエーション」を掲げ、事業開発やサプライチェーン構築、パートナー開拓を通じて資本と人材の供給を行う方針です。出資者には都のほか、西武信用金庫、城南信用金庫、多摩信用金庫、飯能信用金庫、常陽銀行が参加しています。

運営事業者は2026年11月末まで民間企業などから追加出資を募り、ファンド規模の拡大とGX関連投資の実行を進める計画です。今後は投資家層の広がり次第で、都内発の脱炭素技術の事業化ペースや資金循環の強さが左右される見通しです。

【関連情報】

ファンド名称:みらい創造3号投資事業有限責任組合

運営事業者:株式会社みらい創造インベストメンツ

source: PR TIMES

Share.