旅館再生事業を手がけるハンズバリュー(山形県山形市、代表取締役・島田慶資)は2026年2月25日、東日本大震災から15年の節目として、東北の旅館経営者が直面する「二重債務」と構造課題に関する提言レポートを公開しました。震災由来の債務とコロナ禍の融資返済が重なる「2026年の崖」を論点に挙げています。

レポートでは、負債の重さを示す例として「売上2億円に対して借金6億円」規模を提示しました。観光需要が戻っているように見えても、老朽化や人手不足で客室を満室にできない「売止(稼働制限)」が起き、売上機会を逃すことで資金繰りが悪化しやすいとしています。

対応策として、スタッフ数に見合う規模へ縮める減室・減築、復興作業員やビジネス客に特化する業態転換、必要に応じた法的整理(自己破産を含む)を提言しました。背景には、福島(激甚災害指定)と山形・秋田・新潟など指定外の周辺県で支援に差があるという問題意識も示しています。

同社は、集客強化だけでは限界があるとして、規模の再設計と客層の見直し、場合により整理を含む意思決定が今後10年を左右すると展望を述べています。

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公式HP:https://handsvalue.co.jp

PRTIMES

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