水産加工業者の先進事例を共有する報告会が2025年11月27日に開かれ、会場とオンライン合計で170人超が参加しました。水産加工を軸に地域や流通と連携し、補助事業を活用したサプライチェーン強化の成果が示されました。

紹介は5事例。徳島では骨切機や液体凍結機でハモ加工を機械化し、加工量は前年比約150%、売上は約146%に伸長。愛南では養殖マダイでMELなど認証(適正な養殖・流通を示す水産エコラベル)を活用し、外資系ホテル採用や米国向け評価につなげました。コンビニ向け珍味は自動計量機で計量工程を標準化し約40%省人化、日産約2割増を見込みます。萩市は低利用魚やアラを商品化し、活〆ラベルで高鮮度出荷と冷凍で通年供給を進め、首都圏販路を拡大。インド向けは急速凍結とマイナス50度保管などで高品質冷凍品を整え、正規輸出ルートの拡大を狙います。

今後は省力化設備の横展開、認証・冷凍技術を軸にした国内外市場の開拓が焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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