淡路島で11月25日に開かれた淡路島観光会議で「淡路島観光未来宣言」が採択されました。2030年を見据え、瀬戸内連携による周遊促進、関西連携での「農・食・観光」強化、観光MaaS推進の3本柱を掲げます。10月13日まで大阪・関西万博と同時期に開催した「AWAJI島博」では約100の体験プランをオンライン販売。2025年4月の神戸空港国際チャーター就航、2028年の大鳴門橋自転車道開通、2030年の国際定期便就航見込みなど、追い風となる時期を示しました。

宣言は、関西と瀬戸内の結節点という地の利を生かし、広域周遊を拡大する方針です。瀬戸内国際芸術祭との協働を視野に、文化・芸術や伝統芸能の体験型コンテンツを磨き、2028年開通予定の大鳴門橋自転車道を記念軸に瀬戸内一周約500kmの「セトイチ」構想を後押しします。関西側では、神戸と淡路が連携し、世界に誇る食のエリアづくりを進め、農業・飲食・観光の一体的な価値創出を図ります。

インバウンドでは、体験への投資を重視する富裕層「モダンラグジュアリー」層を主ターゲットに設定。満足度や快適性の向上に加え、体験型コンテンツの国際OTA参画、多言語対応、オンライン販売で誘客を加速します。移動面は、関西国際・神戸・徳島・高松の各空港と大阪・神戸・京都・四国を結ぶ公共交通の整備や電子決済の拡充など、観光MaaSでストレスの少ない移動を目指します。

具体的なKPIや予算、実施時期の詳細は未公表のため、実行計画の明確化と効果測定が今後の焦点です。国際線の拡充と自転車道の開通時期に合わせた需要創出、広域連携の運営体制の確立が成否を左右しそうです。

【観光情報】

淡路島ならではの本物体験 https://www.awajishima-kanko.jp/taiken/

【公式】淡路島観光ガイド・あわじナビ https://www.awajishima-kanko.jp/

ひょうごフィールドパビリオン https://expo2025-hyogo-fieldpavilion.jp/

source: PR TIMES

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