ヴァリューズが18歳以上の男女33,276人に調査したところ、直近2年で食料品(加工・生鮮)の支出が「増えた」は約41%に達し、値上げを受けて食料品を代替品へ切り替えた人は約35%でした。代替の最多例は582人が挙げた「バター→マーガリン」です。調査は2025年10月6〜10日に実施されました。

支出の増加は日用品・お菓子が約31%、外食が約29%。一方で外食は「減った」も約33%と高く、生活環境の違いで増減が二極化する傾向が見られます。旅行は約31%、衣料品は約30%が減少と回答しました。

代替の中身は「品種変更」「外国産への切り替え」「他商品での代用」の3パターンが中心で、牛肉から豚肉・鶏肉への移行や「鶏もも→鶏むね」(122人)など具体例も確認されました。世帯年収1,000万円以上では食料品支出が「変わらない」が約47%と相対的に高く、影響の感じ方に差が出ています。今後は、価格と品質のバランスを見極める購買が定着し、PB(プライベートブランド)を含む提案力が競争軸になりそうです。

【調査情報】

物価高での消費行動調査2025(レポート) https://manamina.valuesccg.com/articles/4726

source: PR TIMES

Share.