北海道稚内市の回転すし店「花いちもんめ」を運営する有限会社タイタスが、札幌市の宅配すしチェーン株式会社札幌海鮮丸(まん福ホールディングス傘下)との事業承継型M&Aを2025年12月4日までに成立させました。地域で20年続く日本最北端の回転すしブランドと雇用を維持する条件で合意し、冬までの成約目標に沿って短期間でクロージング。仲介はM&Aキャピタルパートナーズが担当しました。

譲渡側タイタスは、人材不足と資本承継を課題に据えつつ、業績が過去最高の局面で「良い時に次世代へ渡す」と判断。譲受側の札幌海鮮丸は、道内基盤を生かしたエリア拡大と回転すし分野への進出を狙い、面談を重ねて価値観の一致を確認しました。仲介したM&Aキャピタルパートナーズは2005年設立、東証プライム上場(証券コード6080)、資本金28億8400万円。事業承継を軸に飲食や地域密着型企業の支援実績を持ちます。

今後は、両社の仕入れ力と商品開発力を統合し、稚内発ブランドの強化を図ります。宅配と回転の業態連携で需要期の供給安定や原価低減を目指す一方、地域に根ざしたメニューで観光需要にも対応するとみられます。人手不足が続く外食で、地域ブランドを守りながら承継と成長を両立できるかが注目点です。

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成約インタビュー https://www.ma-cp.com/case/success/143/

M&Aキャピタルパートナーズ 企業サイト https://www.ma-cp.com/

source: PR TIMES

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