世界39カ国・地域の検索動向(2025/08/08〜11/04)では、訪日旅行の急上昇ワードに地域名、季節観光、交通、入国手続きが並び、都道府県関連は27カ国で検出されました。東京都が9カ国、北海道6、神奈川県・京都府は各5で上位です。季節性ワードは17カ国、「日本 vs ○○」は22カ国で浮上。指標はGoogleトレンド旅行カテゴリ上位10件(注目クエリ)を基にした推定値です。
地名では羊蹄山、伏見稲荷、嵐山、金沢、奈良公園、日光、ひたち海浜公園など紅葉名所への関心が複数地域で増加しました。アジア(韓国・台湾・香港)では「紅葉」「11月」など直近季節の検索が目立ち、長距離の欧米・アフリカでは「スキー」「桜」といった先の季節を見据えた傾向が見られました。
スポーツではサッカーや野球などの国際試合を示す「日本 vs 米国/ブラジル」などが注目され、観戦と周辺観光を組み合わせるスポーツツーリズムの需要拡大が示唆されます。
一方で人気集中に伴うオーバーツーリズム対策は継続課題です。混雑分散やルール整備に加え、国別ニーズに沿った情報発信が鍵です。11月7日の首相発言を巡る中国の渡航自粛呼びかけ(ロイター報道、11/14)など外部要因もあり、検索動向の継続把握と機動的な受け入れ設計が求められます。source: PR TIMES
【参考リンク】
Googleトレンド https://trends.google.co.jp/trends/
国土交通省 観光庁 スポーツツーリズムの推進 https://www.mlit.go.jp/kankocho/seisaku_seido/kihonkeikaku/inbound_kaifuku/chihoyukyaku/sports-tourism.html
ロイター 中国、日本への渡航自粛呼びかけ https://jp.reuters.com/world/taiwan/3MWMLPIO75I7RPVLRJTCGAIIHM-2025-11-14/
アウンコンサルティング 公式サイト https://www.auncon.co.jp/
