愛知県豊橋市は、豊橋公園で進める「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」に対し、企業版ふるさと納税を通じた寄附を受け付けています。2025年8月1日の受付開始以降、県内外の企業から申し出があり、市内に工場を持つ花王株式会社豊橋工場からは100万円の寄附が行われました。事業全体の規模は約230億円です。

11月20日、市役所で感謝状贈呈式が開かれ、花王豊橋工場の宮野真臣工場長が100万円の寄附目録を市に手渡し、長坂尚登市長が感謝状を贈りました。宮野工場長は、多くの従業員が暮らす豊橋の長期的な発展を後押しする狙いを説明し、「勇気ある長期投資の決断を応援したい」と述べました。長坂市長は、7月の住民投票で賛成多数を得て事業継続を決断した経緯や、10月末から工事が再開した状況を住民に説明し、理解と見守りを求めました。

同事業は、多目的屋内施設を核に豊橋公園東側エリアを整備し、プロスポーツやコンサート、展示会などを誘致して、まちのにぎわい創出と市民のスポーツ環境向上を図る計画です。あわせて、災害時には救援物資の受け入れや応援部隊の拠点となる防災機能の強化も目指します。今後も市は企業版ふるさと納税を通じた資金確保を進めつつ、工事の進捗と費用対効果、周辺地域への影響を検証しながら事業を進める方針です。

【関連情報:寄附募集】

豊橋市企業版ふるさと納税案内ページ

https://www.city.toyohashi.lg.jp/41594.htm

source: PR TIMES

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