愛知県豊橋市は、起業初期のスタートアップを対象とした「スタートアップチャレンジ交付金」の申請を受け付けています。受付期間は2026年1月19日17時までで、交付額は交付対象経費の2分の1以内、上限は最大250万円です。2025年度の予算総額は1,000万円とされています。

交付対象は、ベンチャーキャピタル(VC)や投資家から出資を受けた企業、ビジネスプランコンテストで賞金を獲得した企業、VC等の伴走支援を受けている企業、プロトタイプ(試作品)を有する企業などです。VC出資企業は出資額または250万円のいずれか低い額、コンテスト受賞企業は賞金額または150万円のいずれか低い額が上限となり、その他の区分は原則150万円が上限です。

市外企業も、市内への拠点設置を交付決定後概ね1年以内に予定していれば対象になります。審査は書類審査と有識者によるプレゼン審査の2段階で行われ、2025年度は建設資材と人材のマッチングプラットフォーム開発や、微細藻類を活用した抗肥満物質の大量生産事業など5社が採択されました。制度創設の2022年度以降3年間で14社を支援し、次の資金調達につながった事例も出ています。

スケジュールは、申請受付開始が2025年11月25日、書類審査結果通知が2026年1月28日頃、プレゼン審査が2月6日午後、交付決定は3月中旬頃を見込んでいます。市は交付金支給後も、地域企業とのマッチングやVCとの個別相談会、実証実験支援などを通じて伴走支援を行う方針です。スタートアップの成長とともに、地域産業の高度化や雇用創出への波及効果がどこまで広がるかが今後の焦点となります。

【制度・応募情報】

豊橋市スタートアップチャレンジ交付金 概要・募集要項

豊橋市スタートアップチャレンジ交付金 過去採択事例一覧

source: PR TIMES

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