大分県佐伯市の髙瀬水産は2025年度、「さいき桜サーモン」の生産を4,000尾規模で開始します。宮崎市のスタートアップSmoltが開発した高温耐性サーモン種苗「サクラマス」を2021年から5年連続で導入し、トラフグ陸上養殖の出荷端境期にサクラマスを育てる「2毛作」モデルを本格運用します。サクラマスは20℃前後でも成長しやすい系統として位置づけられ、適切な飼育管理で1.5~2.0kg程度まで成長するとされています。両魚種を通年で回すことで設備稼働率を高め、複数魚種でリスク分散も図ります。今後は、同モデルの安定運用と販路拡大を進め、温暖化で高水温化が進む環境下でも国産サーモンの増産につなげる見通しです。

source: PR TIMES

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