2028年3月卒業予定の大学生・大学院生(現大学2年生)を対象にしたインターネット調査で、就職活動に不安を感じている学生が96.6%に達しました。不安理由の上位は「希望の就職先が見つかるか」「自分の強みを見つけられるか」「希望している就職先に内定をもらえるか」。有効回答は208件、調査期間は2025年10月24日〜11月19日です。

背景には就活の早期化があります。1〜2年生のうちから業界研究やインターン参加が広がる一方、自己理解や企業との適合への不安が強いことがうかがえます。次点の悩みには「ガクチカをつくれるか」や「面接対策」も挙がりました。ガクチカは“学生時代に力を入れたこと”の略で、選考で頻繁に問われます。数値は小数点第一位に丸めており、合計が100.0%にならない場合があります。

一方、不安を感じていない層では「実際の就活が始まるのはまだ先だから」が最多で、「努力すれば大丈夫」「社会の仕組みを知る良い機会だから」など前向きな見方も見られました。調査対象はスカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」の来訪者で、就活準備への関心が相対的に高い層が含まれる可能性があります。

採用広報の前倒しや選考の多様化が続くなか、大学のキャリア支援や企業の情報開示が早期段階からどこまで届くかが、不安低減の鍵になりそうです。学生側では自己分析と業界研究の前倒しが有効とみられ、企業側もインターンやオープンカンパニーの目的や学びを明確化する動きが広がる見込みです。

【調査概要】

調査期間 2025年10月24日〜2025年11月19日

対象 スカウト型就職サイト Re就活キャンパス 来訪者

対象学年 2028年3月卒業予定の大学生・大学院生

有効回答数 208件

方法 Webアンケート

留意点 小数点第一位に丸めており合計が100.0%にならない場合あり

source: PR TIMES

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