Carbon EXは12月23日、カーボンクレジット・証書の月次情報「Carbon EX Insights」2025年12月号を公開しました。国内GX-ETSの上下限価格の考え方と、2025年11月の第2回FIT非化石証書オークション結果(約152億kWh)などを扱います。GX-ETSでは12月19日に非公開で行われた第7回小委員会の資料を基に、2026年度の制度本格稼働に向けた価格水準と算定根拠を解説します。FIT非化石証書は8月の約210億kWhから減少し、直近3年では企業が1回目入札へシフトする傾向があると整理しました。加えて海外証書は国や発電設備で価格の上げ下げが分かれ、Scope2(購入電力由来排出)の削減手段として活用が広がるとしています。GHGプロトコルScope2改定案は「1時間単位の電力の整合」などが焦点で、調達要件の引き上げが企業戦略に影響する見通しです。今後はGX-ETSの詳細設計と国際ルール改定が、証書・クレジットの需給と価格形成を左右しそうです。

【商品情報】

Carbon EX Insights(詳細・登録)https://carbonex.co.jp/service/carbonex-insights#contact

source: PR TIMES

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