ネイチャーベースのカーボンクレジット事業を手がけるGreen Carbon株式会社は、約340ヘクタールの社有林を保全する株式会社八芳園ホールディングスと資本業務提携を結びました。両社は、鳥取県の森林管理プロジェクトで既にJ-クレジットの発行実績があり、この枠組みを「地域価値共創モデル」として全国に広げる狙いです。
Green Carbonは、水田や森林、バイオ炭など自然由来の手法でCO2削減・吸収量を定量化し、クレジットとして取引できるよう支援する企業です。2023年度には国内の水田で約6,220トン分のJ-クレジット認証を取得し、2024年度は約4万ヘクタール(約8万トン)規模への拡大を計画しています。一方、八芳園ホールディングスは鳥取市佐治町・智頭町を中心に約340ヘクタールの社有林を保有し、地元森林組合と連携して長年保全してきました。対象面積339.77ヘクタールの森林管理プロジェクトは、2023年4月1日〜2039年3月31日の認証期間でJ-クレジットに正式登録され、初年度分のクレジット発行が完了しています。
提携後は、森林クレジットを活用した企業協働型の保全スキームづくりや、ESG研修・自然体験などの教育・地域連携プログラム、婚礼・イベント・ふるさと納税などカーボンニュートラルをテーマにした商品・ブランド開発を進めます。森林・農業・文化資源を一体として価値化し、環境価値と経済循環を両立させるモデルをどこまで他地域に展開できるかが、今後の成長と脱炭素・地域振興への貢献度を左右しそうです。
【関連情報:企業概要】
Green Carbon株式会社公式サイト https://green-carbon.co.jp/
株式会社八芳園ホールディングス所在地 東京都港区白金台1-1-6
source: PR TIMES
