東海旅客鉄道(JR東海)グループは、京都駅八条東口から徒歩3分の立地に270室の「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」を2026年秋に開業し、徒歩約4分圏内で2028年に延床約1万3,500㎡の複合ビルを開業する計画です。複合ビルには500㎡超の大ホールを備えた貸会議室「TKPガーデンシティPREMIUM京都八条口(仮)」や24時間営業予定のスーパー「フレスコ八条口店(仮)」が入居します。
ホテルは地上9階・地下1階、延床約1万5,900㎡の鉄骨造で、全270室の客室に加え、オールデイダイニング、カフェ&バー、フィットネスジムを備えます。内装は世界的デザイン事務所HBAが手がけ、「Collection of Kyoto Stories」をコンセプトに町家や周囲の山々をモチーフにした落ち着いた空間とし、ロビーは工芸やアートを配したライブラリー風の設えとします。
一方、京都駅東部複合型拠点整備プロジェクトは、敷地約3,257㎡、地上8階・高さ約45mのオフィス・商業・MICE(会議・研修・展示などのビジネスイベント総称)対応施設です。2~3階にTKPが運営する貸会議室を配置し、500㎡超ホール1室、300㎡超会議室2室、中小会議室計4室など、多様な規模に対応します。1階には賑わいスペースとともにフレスコが出店し、ホテル宿泊者だけでなく周辺住民や通勤客の日常利用を見込みます。
JR東海はコロナ禍後に回復基調にある東海道新幹線のビジネス需要をさらに伸ばすため、沿線へのMICE誘致を強化しており、京都・名古屋などとの連携プロモーションも進めています。京都駅前にホテルと会議機能、日常利便施設を一体的に整備することで、観光とビジネスの両面で需要の取り込みとエリア価値向上がどこまで進むかが注目されます。
【施設情報】
コートヤード・バイ・マリオット京都駅
所在地 京都市南区東九条東山王町19-1
客室数 270室/延床面積 約15,900㎡/開業 2026年秋予定
(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト
所在地 京都市下京区西之町36-7
延床面積 約13,500㎡/営業開始 2028年予定
source: PR TIMES
