貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は、京都駅東部で整備が進む地上8階・高さ約45メートルの新複合ビル内に、新拠点「TKPガーデンシティPREMIUM京都八条口(仮称)」を出店し、2028年に開業する予定です。総契約面積は2,085㎡で、うち会議室面積は1,509㎡、500㎡を超える大ホールを含む全7室を整備します。

新施設は、ジェイアール東海関西開発などが推進する「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」の2・3階部分に入り、商業施設やオフィスと一体となった会議・交流スペースとして運用されます。大ホールには高性能の照明・音響システムを導入し、企業イベント、学会、セミナーなど多様なMICE(会議や展示会などの総称)に対応可能としています。

場所は京都市下京区西之町36-7他で、JR・近鉄・市営地下鉄の京都駅から徒歩約4分とアクセス性が高く、新幹線や関西国際空港・大阪国際空港への移動も想定した立地です。TKPは、これまで京都への送客実績がある東海旅客鉄道と連携したMICE誘致も検討しており、国際会議やインセンティブイベントの需要取り込みを目指します。

複合ビル内にはカフェやスーパーマーケット、多目的スペースも整備され、若手芸術家の展示や演奏会など文化発信機能も持たせる計画です。2028年の開業に向け、会議室構成や面積は設計の進捗に応じて変更の可能性がありますが、京都駅東部エリアのビジネスと観光双方の回遊性向上に寄与する拠点となるかが注目されます。

source: PR TIMES

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