TOPPANホールディングス株式会社は、2026年4月1日付で代表取締役の役職を変更し、現社長CEOの麿秀晴氏(1961年生まれ)が代表取締役会長CEOに、現代表取締役専務執行役員COOの大矢 諭氏(1972年8月23日生まれ)が代表取締役社長COOに就く人事を決定しました。現在の代表取締役会長である金子眞吾氏は代表取締役会長を退任し、取締役特別相談役に就任する予定です。
麿氏は2019年6月の社長就任以来、デジタルトランスフォーメーション(DX)とサステナビリティトランスフォーメーション(SX)を軸に事業ポートフォリオを転換し、グローバル事業の拡大と新たな経営体制づくりを進めてきました。同社は、こうした構造改革に一定のめどがついたことと、トップマネジメントの若返りを図る目的から今回の人事に踏み切ったとしています。
2027年3月期からは大矢新社長の下で新たな中期経営計画を開始し、TOPPAN・TOPPANエッジ・TOPPANデジタルの3社をTOPPANを存続会社として統合する方針です。同時にビジネスユニット(BU)制へ移行し、個々の事業価値の向上と構造改革の完遂により高収益体質への転換を目指します。また海外展開を一段と強化し、「真のグローバル企業」への変革による成長加速を掲げています。
人事と組織再編は数年単位の取り組みとなる見通しで、統合後の収益性や海外売上比率がどこまで伸びるかが投資家からの注目点となりそうです。
source: PR TIMES
