農園芸分野の専門商社welzo(本社・福岡市)は、桃山学院大学ビジネスデザイン学部の授業「PBL応用Ⅰ」(2025年秋学期、全15週・30コマ)に参画し、「10年後の新しい柱となるビジネス」を学生と共に構想する実践型プログラムを2025年9月に開始しました。対象は同学部2年生で、最終成果発表は2026年1月下旬に行われ、最優秀チームには「welzo賞」が授与されます。
この授業は、実在企業の課題を題材に学ぶPBL(Project Based Learning、プロジェクト型学習)で、農業資材や家庭園芸用品などを扱うwelzoの事業領域を軸に、「農と食の未来」(AGRI PRO/FARM&FOODS)や「みどりと暮らしの未来」(HOME&GARDEN)といったテーマを検討します。背景には、日本の農業人口減少や気候変動に伴う生産リスク、世界的な食糧危機懸念など、農と食を取り巻く環境変化があります。
2025年10月22日には、学生とwelzo社員7人が参加する対話型ワークショップを大阪・あべのキャンパスで開催し、「実現したい未来像」や「ビジネスで取り組みたい社会課題」を議論しました。学生の柔軟な発想に対し、現場視点からのフィードバックが交わされ、企業側も新たな気付きを得たとしています。
2026年1月下旬の最終プレゼンでは、受賞チームがwelzo社長へ直接提案する機会が設けられ、将来的な事業化や実証実験の検討につなげる可能性があります。農と食の構造変化が加速するなか、本プログラムが企業の新規事業と大学教育の双方にどこまで具体的成果をもたらすかが注目されます。
【プログラム情報】
授業名 桃山学院大学ビジネスデザイン学部「PBL応用Ⅰ」2025秋学期
期間 2025年9月〜2026年1月
テーマ “10年後の新しい柱となるビジネス”の可能性を共に探る
成果発表 2026年1月下旬(最優秀チームに「welzo賞」)
source: PR TIMES
