イタリアのジョルジャ・メローニ首相が2026年1月16日、東京都内で漫画『北斗の拳』の原哲夫氏(漫画家、コアミックス取締役)と面会しました。首相が原氏のファンであることがきっかけで、同日が首相の誕生日だったことから、原氏はメッセージ付きのジークレー版画を贈り、両者は握手を交わしました。面会では、メローニ首相が「先生のアートはすばらしいです」と称賛し、原氏は「メローニ首相は絵になりますね」と応じたとしています。背景には、1980年代にイタリアで『北斗の拳』が出版されて以降、原氏の人気が同国で高い水準にある点があります。この人気を受け、2025年秋にはトスカーナ州の中世都市ルッカで開かれる世界最大級のポップカルチャーイベント「Lucca Comics & Games」に原氏がメインゲストとして招かれました。さらに招聘を機に、フィレンツェのウフィツィ美術館から自画像制作の依頼を受け、「日本人漫画家として初めて」収蔵される栄誉を得たとしています。文化分野での交流が要人の動きにも波及しており、今後も日伊間でコンテンツを介したソフトパワー交流が広がるかが注目されます。

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