お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭さんが、初の小説『青天(あおてん)』を2026年2月20日に刊行します。出版社は文藝春秋で、価格は税込1,980円、全312ページ、ISBNは978-4-16-392066-5です。判型は四六判の並製カバー装で、紙の書籍に加えて電子書籍版も同時展開されます。
物語の舞台は、約25年前の東京にある高校アメフト部です。万年2回戦どまりのチームに所属する主人公・中村昴(ニックネームは「アリ」)が、強豪校に敗退した後も受験に切り替えることなく、アメフトにすべてを懸ける決意を固める姿を描きます。タイトルの「青天」はアメフト用語で、タックルを受けて仰向けに倒れるプレーを指し、フィールドでの激しさと、倒れても立ち上がる青春の比喩として用いられています。
若林さんは執筆を振り返り、「今の時代だと“イタイ奴”で終わりそう! でも楽しい!」とコメントしており、当時の空気感と、周囲から浮いて見えても何かにのめり込まずにいられない若者の心情がテーマとみられます。お笑いで知られる著者が、フィールドを文字の世界に移し、どこまで10代のリアルを立ち上がらせるかが注目されます。発売後は、アメフト経験者だけでなく部活動や受験に向き合う読者層へ、共感の輪が広がる可能性があります。
【書籍情報】
タイトル:青天(あおてん)
著者:若林正恭
出版社:株式会社文藝春秋
発売日:2026年2月20日
仕様:四六判 並製カバー装/312ページ/価格1,980円(税込)
source: PR TIMES
