ディオールは2026年春夏コレクションのグローバルキャンペーンビジュアルを公開しました。撮影はフォトグラファーのデヴィッド・シムズで、同コレクションは2026年1月2日から全国のディオール ブティックおよび公式オンラインブティックで展開します。クリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソンが掲げる「ブランドの再構築」を、「イメージ作りは解釈的な行為」という視点で示した内容です。写真はカラーとモノクロを織り交ぜ、ボディランゲージや衣服、空気感で情報を簡潔に伝える“視覚的スケッチ”のような構成としています。舞台には木製パネルや寄木張りの床、家具、リネンなど控えめな要素を配し、空間全体に貴族的な雰囲気を醸成しました。出演者は俳優のグレタ・リー、ルイ・ガレル、ポール・キルヒャーに加え、サッカー選手キリアン・ムバペ、モデルのローラ・カイザー、サンデー・ローズ、サー・マンスベルト・ベックらで、休息やリハーサル、着替えの合間といった設定で現実と演出の狭間にいる印象を狙います。スタイリングはシルエット構築と質感の触覚性を強調し、アーカイブ参照として「バー」ジャケットや「デルフト」ショーツを“現在と対話”させました。テイラリングやパイピングシャツ、ゆったりしたデニム、ニットケープを並置し、日常性に接続する解放されたスタイル感覚を提示しています。バッグ類ではタッセルで覆った「レディ ディオール」や「ディオール シガール」、「ディオール クランチー」「ディオール ボウ」、「ディオリー」などを配し、登場人物にニュアンスを与える小道具として位置づけました。今後は2026年1月2日の店頭・オンライン展開を起点に、キャンペーンの世界観が購買体験へどう落とし込まれるかが注目されます。
