XR技術を手がける株式会社ABAL(東京・目黒区)は、火星探索をテーマにした歩行型XRアトラクション「The Sunset of MARS」の制作を決定し、フジテレビ球体展望室「はちたま」(東京・台場、25階)で2025年4月末からの開催を予定しています。最大100人が同時に参加できる自社プラットフォーム「Scape」を使い、限られた空間を仮想上で10〜20倍に拡張するのが特徴です。

体験者はヘッドセットなどを装着し、赤い大地が広がる火星に“着陸”した設定で、火星基地の見学やローバー(探査車)での走行を体感します。クライマックスでは、火星の空に沈むとされる青い夕日を目の前で観賞できるよう設計されており、旅の途中で撮影されたXR写真は体験後にダウンロードが可能です。

「Scape」は、来場者はほとんど移動していないのに、VR映像や仕掛けによって大規模な空間を歩き回ったと錯覚させる特許技術を持ち、8種類のシステム連携により少人数スタッフで100人同時運営を実現したとしています。ABALは電通、フジテレビジョンと戦略提携しており、過去には東京タワーでのホラーアトラクションで45日間に約2万人を動員する実績があります。

開催時期や料金などの詳細は今後公表される見通しで、ABALは今回の火星企画を足がかりに、買い物や飲食も取り込んだ「次世代XRテーマパーク」事業の展開を目指す考えです。

【イベント情報】

フジテレビ球体展望室 はちたま

東京都港区台場2丁目4-8 フジテレビ本社ビル25階

開催開始予定:2025年4月末

source: PR TIMES

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