伊勢丹新宿店はJudd Foundationと共同で、展覧会「Donald Judd:Design」を2026年2月7日〜3月8日に開きます。会場は本館2階「イセタン ザ・スペース」で、ドナルド・ジャッド(1928〜1994)の家具と美術作品(版画)を同時に展示販売します。
ジャッドは20世紀を代表する芸術家・デザイナーで、形態と空間のバランス、素材に根差した論理性、過度な作為を避ける姿勢が特徴とされます。本展は、家具と版画を一体で見せることで、共通するデザイン思想を空間全体として体感できる構成です。
展示する家具は、ニューヨークや米テキサス州マーファの自身の空間を整えるために設計したベッド、椅子、棚、テーブルなどで、木材・合板・薄板金属の3カテゴリーで構成します。版画は40年以上の制作から完全な版画セット4作品を扱い、初期の単色・2色から、後期の木版による多色刷りまでを含み、最大は20点組のセットです。
ジャッドは原則として家具と美術を分けて展示してきたため、両者を同一会場で紹介する機会は限られます。百貨店という開かれた場で鑑賞だけでなく「生活との距離感」から捉え直す提案は、今後の展示販売のあり方にも影響する可能性があります。
