歌人・俵万智さんの新書『生きる言葉』(新潮社、2025年4月17日発売)が累計14万部を突破しました。2026年1月20日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」で紹介されたこともあり、販売の勢いが増しています。定価は税込1,034円です。
本書は、スマホやSNSなど顔の見えにくいコミュニケーションが増える中で、「言葉の力」をどう鍛えるかを主題にした論考です。恋愛や子育て、ドラマ、歌会、SNS、AIといった具体的な場面を取り上げ、著者の体験を交えて言葉の受け止められ方を考察します。
新書の主読者とされてきた中高年男性に限らず、若年層や女性、子育て世代へ支持が広がっている点が特徴です。SNS時代の言葉の悩みとして、文末の「。」に圧を感じるとされる「マルハラ」なども扱い、「SNS疲れ」に重なる内容として受け止められているとされています。
ランキングでも、日販とトーハンの「2025年 年間ベストセラー」新書ノンフィクション部門で各5位、オリコン年間BOOKランキング2025の形態別「新書」で7位、ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2025」同部門で5位に入っています。今後はメディア露出や口コミの継続によって、読者層の広がりがどこまで定着するかが焦点となりそうです。
