医療法人AGRIE(拠点:茨城県つくばみらい市)は2025年12月26日、茨城県内の二所ノ関部屋で、第75代横綱・大の里関(本名・中村泰輝)に横綱土俵入り用の化粧まわし三つ揃い(横綱用・太刀持ち用・露払い用)を贈りました。モチーフは鯉で、糸魚川市産の翡翠(ひすい)も用い、三点で「登竜門」「唯一無二」「地域への彩り」を表現したとしています。
贈呈の理由として同法人は、在宅医療を24時間365日体制で担う姿勢と、横綱として稽古と本場所に臨み続ける大の里関の「休まぬ挑戦」が重なる点を挙げました。加えて、新潟県糸魚川市(旧能生町)が法人創業者の生誕地で、大の里関が相撲留学をしていた地域であること、同法人と二所ノ関部屋が茨城に根差していることから、新潟と茨城を結ぶ縁を企画の軸に据えたと説明しています。
デザインは横綱用に受賞歴のある「大正三色」の鯉柄、太刀持ち用に「白写り」、露払い用に「落葉しぐれ」を採用し、それぞれの役割性を文字表現(「無」「唯」)などで示したといいます。今後は土俵入りでの使用を通じ、地域との結びつきや支援の可視化が進むかが注目されます。
