福音館書店は、絵本作家・安野光雅さんの生誕100年を前に、『地球は日時計』(税込3960円、28ページ)と『なぞなぞ』(税込1320円、32ページ)を2025年12月15日にハードカバーで発売します。いずれも過去に月刊絵本として刊行され、現在は品切れとなっていた作品です。
『地球は日時計』は、1985年11月号「たくさんのふしぎ」として刊行された科学絵本で、今回の新装版では、絵本を開くと日時計が立ち上がる立体しかけに刷新されました。子どもが日時計の動きを目で追うことで、地球の自転や公転といった天文学の基礎を、体験的に理解できる構成になっています。
一方『なぞなぞ』は、安野さんが2020年に亡くなった翌年、月刊「こどものとも」2021年3月号として登場した最晩年の作品です。桃太郎やシンデレラ、七福神や火星人など、昔話や神話、空想上の人物を題材に、美術館をめぐるように絵となぞなぞ遊びを楽しめる内容です。
安野さんは1926年生まれで、『ふしぎなえ』『旅の絵本』シリーズ、『はじめてであうすうがくの絵本』など多数の代表作を持ち、1984年に国際アンデルセン賞を受賞しています。現在、一部書店では「かんがえることは生きることフェア」が行われており、本2点を含む新刊やロングセラー作品も順次展開される予定です。生誕100年に向けて、既刊の復刊や関連企画がさらに広がるかが注目されます。
【商品情報】
地球は日時計/刊行日 2025年12月15日/定価 3960円(税込)/26×20cm・28ページ
なぞなぞ/刊行日 2025年12月15日/定価 1320円(税込)/27×20cm・32ページ
福音館書店公式サイト https://www.fukuinkan.co.jp/
source: PR TIMES
