徳間書店は2026年1月9日、徳間文庫の新刊4点を全国の書店・ネット書店で発売します。門田泰明氏の大河剣戟シリーズ第4弾を軸に、野村美月氏と泉ゆたか氏が徳間文庫に初登場し、有馬美季子氏の人気人情シリーズ第3弾も同日投入します。価格は836円〜891円(税込)で、各巻は256〜320ページです。

最注目は『拵屋銀次郎半畳記 汝 戟とせば 四』(880円、288ページ)で、京都所司代屋敷襲撃を発端に朝廷をめぐる謎と陰謀を描きます。銀次郎の妻の安否や、妻・総子の「女黒鍬」頭領としての顔に迫る展開が柱です。

新規読者層への広がりも狙います。野村美月氏の書き下ろし『和カフェこよみ しずさんの春めく推しごはん』(836円、256ページ)は、引きこもり経験のある“しずこ”が和食と甘味に癒される物語です。泉ゆたか氏の書き下ろし第1弾『本日初日 歌舞伎楽屋裏ばなし』(891円、288ページ)は、歌舞伎の付き人が失踪役者を追う筋立てで、劇場運営の裏側を舞台に据えます。

続刊では『小鍋屋よろづ公事控 気づきの梅みぞれ鍋』(880円、320ページ)が登場します。元公事師(訴訟手続きなどを代行した職能)の女将・お咲が夫婦間トラブルを手掛かりに調査し、料理と謎解きを組み合わせた人情劇として展開します。今後は、書き下ろし比率の高い新機軸と既存シリーズの両輪で、文庫市場の読者接点をどこまで広げられるかが焦点です。

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