日本フィルハーモニー交響楽団が、2026年2月7日から18日にかけて鹿児島から長崎まで九州9都市で全9公演を行います。九州公演は1975年に6公演で始まり、51回目となる2026年まで半世紀にわたり毎年途切れず続いてきた取り組みで、各地の市民による実行委員会方式で運営されていることが特徴です。

今回の指揮は九州公演5回目の登場となる藤岡幸夫氏。ソリストには、6公演でブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を弾く周防亮介氏、3公演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏する阪田知樹氏が参加します。メインプログラムは、鹿児島・北九州・大牟田・福岡でベートーヴェンの交響曲第6番「田園」、宮崎・大分・熊本・佐賀・長崎でストラヴィンスキーの「火の鳥」(1919年版)とし、チャイコフスキー「くるみ割り人形」より「花のワルツ」など親しみやすい作品も盛り込みます。

九州公演は、地元ボランティアが会場運営や広報を担うことで、クラシック音楽を地域の日常文化として根付かせてきた歴史があります。オーケストラの音楽は子どもの創造力や大人の心のケアに寄与するとされ、長期にわたる継続は文化資本の形成という面でも意義が大きいと考えられます。2026年ツアーの成果次第では、他地域での市民主体型ツアー拡大や、オンライン配信など新たな展開につながる可能性もあります。

【イベント情報】

第51回九州公演 日本フィル in KYUSHU 2026

期間 2026年2月7日〜18日/全9公演(鹿児島・宮崎・大分・北九州・熊本・大牟田・福岡・佐賀・長崎)

主な会場 宝山ホール、メディキット県民文化センター、アクロス福岡シンフォニーホールほか

チケット 日本フィルeチケット♪/チケットぴあ/ローソンチケットで販売

公演詳細 https://japanphil.or.jp/blog/kyushu

source: PR TIMES

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