日本発の現代サーカスカンパニー「CIRQUEWORK(シルクワーク)」の新作『GASHA(ガーシャ)』が、2026年1月〜3月にオーストラリアで世界初演されます。西豪州最大の芸術祭「フリンジワールド」(パース)と、観客動員約100万人規模とされる南半球最大のパフォーマンス芸術祭「アデレード・フリンジ」(アデレード)の2会場で公演予定で、日本のサーカス作品が両フェスのメイン会場でワールドプレミアを行うのは極めて異例とされています。
CIRQUEWORKは、代表作『YOAH(ヨア)』でエディンバラ・フェスティバル・フリンジの★★★★★評価や、アデレード・フリンジで2年連続「Best Circus Award Weekly Winners」を獲得し、観客動員1万人超を記録した新進カンパニーです。福岡市を拠点に、アクロバット・ダンス・音楽・照明・映像を組み合わせた「現代サーカス」の作品づくりで、欧州や豪州のフェスティバルから評価を受けています。
新作『GASHA』は、「近未来ニッポンの遊郭」をテーマにしたビジュアルサーカスで、ビジュアルアートとサーカスを融合した世界観が特徴です。再構築された遊郭を思わせる幻想的な舞台空間で、多国籍キャストが着物衣装で空中演技やアクロバットを披露。日本的な美意識とデジタルサウンド、映像演出を組み合わせ、「伝統と未来が交差する美しい混沌」を描くと説明されています。
アーティスティック・ディレクションは、世界的エアリアルアーティストでCIRQUEWORK共同創設者の品川瑞木さんが担当します。品川さんはモントリオールの名門サーカス学校で学び、フランスの国際大会「Cirque de Demain」でブロンズ賞を受賞。「シルク・ドゥ・ソレイユ」など複数の著名カンパニー作品に出演してきた経歴を持ち、その演出参加が作品への期待を高めています。
公演スケジュールは、2026年1月21日〜2月15日に「フリンジワールド」、2月20日〜3月22日に「アデレード・フリンジ」を予定。今後はフェスティバルでの評価や観客動員次第で、他国ツアーや日本凱旋公演の展開も見込まれ、現代サーカス分野での日本発コンテンツの存在感拡大につながるか注目されます。
【イベント情報】
GASHA Fringe World公演
2026年1月21日〜2月15日/パース(西オーストラリア州)
GASHA Adelaide Fringe公演
2026年2月20日〜3月22日/アデレード(南オーストラリア州)
CIRQUEWORK公式サイト
source: PR TIMES
