大阪韓国文化院(大阪市北区)は12月12日、特別企画展「進宴(ジニョン):朝鮮王室の宴」を開始しました。会期は2025年12月12日から2026年2月10日まで、会場は1階ミリネギャラリーで観覧無料です。朝鮮王室の宴を描いた「壬寅進宴図屏(イミンジニョントビョン)」や韓国伝統楽器46点を展示します。
展示は、宴を彩る宮廷音楽、王の行進で演奏される大吹打(テチタ)、10幅屏風で伝わる進宴の3部構成です。大吹打は行進音楽の一種で、現代ではK-POPを通じて知られる例もあります。目玉の「壬寅進宴図屏」は1902年4月に行われた朝鮮最後の宴を記録した宮廷絵画とされ、展示空間を分けて鑑賞導線を工夫したといいます。
初日には連携企画として開幕記念公演「宮廷音楽に込められた、朝鮮の趣」を7階ヌリホールで実施し、宮廷舞踊「春鶯囀(チュネンジョン)」などを上演しました。会期中は、宮廷芸術の背景理解を促す場として来場動向が注目されます。
【イベント情報】
特別企画展「進宴(ジニョン):朝鮮王室の宴」 2025年12月12日(金)~2026年2月10日(火)
大阪韓国文化院 ミリネギャラリー(大阪市北区東天満1-1-15) 観覧無料
公式情報 https://k-culture.jp/info_news_view.php?number=3274
source: PR TIMES
