神戸市長田区を舞台に子どもが主役を務める下町ミュージカル映画「出前少女タンポポ」が、2026年1月9日からOSシネマズ神戸ハーバーランド(神戸市中央区)で劇場公開されます。上映は、同作(25分)と、神戸・南京町などで撮影された青春料理バトル映画「キッチンオブドラゴン」の短編2本立てで行われ、特別鑑賞料金は大人1,200円、子ども600円(高校生まで)です。

「出前少女タンポポ」は、ラーメン店で暮らす12歳の少女タンポポが主人公。父の店を手伝いながら出前先のダンススクールに魅了され、内緒で通い始める姿を描きます。小さな店しか知らなかった少女が外の世界へ踏み出す過程を、歌とダンスを交えたミュージカル形式で表現しているのが特徴です。監督は鬼村悠希氏、音楽は岡本崇氏が担当しました。

撮影は、長田区のラーメン店やスナック、商店街など実在の店舗や街並みで行われました。麺家紅蓮、西神戸センター街、新長田本町筋商店街など地域の店や団体が協力し、フィナーレでは大勢の子どもたちが参加するシーンも撮影。神戸甲陽・音楽&ダンス専門学校やミュージカルプロ養成校「ダンスオブハーツ」も特別協力として関わり、学校や地元住民との連携による地域密着型の制作プロジェクトとなりました。

劇場公開の費用を支えるため、クラウドファンディングも実施中です。プロジェクト名は「【神戸・下町発】子どもが主役のミュージカル映画『出前少女タンポポ』を応援しよう」で、CAMPFIRE上で2025年12月26日まで支援を募っています。支援額やリターンの内容はプラットフォーム上で公開されており、地域発映画の公開を市民参加型で支える仕組みになっています。

今後は、劇場公開を通じて神戸・長田区の街並みや商店街の魅力を全国に発信できるかが注目されます。短編2本立てという構成や、子どもたちを中心としたキャスティングがどの程度集客につながるかは未知数ですが、クラウドファンディングの結果や観客動員が、地域発インディペンデント映画の新たなモデルケースとなる可能性もあります。

【作品・イベント情報】

出前少女タンポポ 作品紹介ページ https://kobe-filmfes.com/demae_girl

予告編(YouTube) https://youtu.be/iKmIYSRGCwQ

公式Instagram https://www.instagram.com/demae_girl/

クラウドファンディング(CAMPFIRE) https://camp-fire.jp/projects/888899/view

OSシネマズ神戸ハーバーランド 神戸市中央区東川崎町1-7-2

source: PR TIMES

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