東京都立川市のたましんRISURUホール(大ホール)で2025年12月22日、「第1回 たちかわの第九」が行われ、主催者発表で約800人が来場しました。市民参加枠には小学生から80代まで100人超が出演し、オーケストラと合唱で舞台をつくりました。共催は市民団体「Raise the STREAM」と、立川を拠点とするアマチュアオーケストラ「Musica Promenade」です。公演は立川でオーケストラを身近に楽しめる場を増やし、年末の恒例行事として定着させる狙いで企画されたといいます。開演前は入場待ちの列ができ、ロビーでは老舗書店「泰明堂」が出張本屋としてベートーヴェン関連書籍などを紹介しました。前半は「天国と地獄」序曲や「カルメン」「トゥーランドット」からの楽曲など親しみやすい曲目を並べ、市民合唱はRADWIMPS「正解」で小中学生36人の「正解合唱隊」も加わりました。後半はベートーヴェン「交響曲第九番」第4楽章を合同で演奏し、終演後は拍手と歓声が続いたとしています。アンコールはクリスマス曲メドレーで、客席も歌う場面があったということです。主催者側は2026年の開催継続を見込み、地域の参加型公演として裾野が広がるかが今後の焦点になります。
【イベント情報】
第2回 たちかわの第九
2026年12月27日(日)
会場:RISURUホール(立川市)
