美術家・彫刻家の金氏徹平による特別展「金氏徹平とthe constructions『tower (UNIVERSITY)』」が、2025年12月13日から2026年2月15日まで京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都市下京区)で開催されます。入場は無料で、会期中に4回のパフォーマンス(2026年1月11・12日、2月8・15日)が予定されています。

本展では、20年以上続く代表作シリーズ「tower」が、2023年に移転した新キャンパスの空間に合わせて再構築されます。「tower」は孔の空いた抽象的な建築物と、そこに出入りする人や物の動きを同時並行で描く作品群で、ドローイングから映像、舞台まで多様な形で展開されてきました。今回は大学という「学びの場」を舞台に、学生やアーティスト、建築家らとの協働により、展示そのものが変化し続ける「未完」の形式で提示されます。

会場では、dot architectsが設計した大型構造物「tower」を、煌びやかな衣装をまとったスタッフが解体・運搬・再構築するパフォーマンスも実施。展覧会準備という本来は裏方の行為を見せることで、「作品ができるまでの時間とプロセス」を鑑賞体験の一部として可視化します。荒木優光や小松千倫、contact Gonzoらから成る「the constructions」と、京都市立芸大の学生・プログラム参加者が参加し、創造と教育、建築空間が交錯する場を立ち上げます。

同大学は令和7年度「大学における芸術家等育成事業」の助成を受け、本展を教育と創作の実験の場と位置付けています。会期中も展示が更新されるため、来場時期によって異なる「tower (UNIVERSITY)」を体験でき、大学発の現代アートがどこまで開かれた公共空間となり得るか、その可能性が注目されます。

【イベント情報】

金氏徹平とthe constructions「tower (UNIVERSITY)」

会期:2025年12月13日–2026年2月15日

会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都市下京区下之町57-1 C棟1F)

開館時間:10:00–18:00/入場無料/休館日:12/15、12/22、12/27–1/5、1/13、1/19、1/23–26、2/2

公式サイト:http://gallery.kcua.ac.jp

source: PR TIMES

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