石川県主催のアニメーションコンテスト「いしかわアニメアワード」で、ショートアニメーション部門77作品の中から、専門学校HALの学生チーム制作『魔鏡少女ユキ』が最優秀賞に選ばれ、賞金30万円を獲得しました。審査はブシロード社長の木谷高明氏が委員長を務め、アニメ関連企業やスタジオの代表者らが担当しました。受賞作は「学校の怪談×魔法少女」を軸に、80〜90年代アニメの表現をデジタルで再構築した点が特徴です。審査員からは、テレビアニメとしての完成度、キャラクター関係が物語の感情の軸になっている点、カット割りや光・カメラワークの工夫などが評価されたとされています。制作側は、90年代の質感に近づける独自フィルターを撮影工程で用いるなど、アナログ感の再現に注力した一方、限られた期間でのスケジュール管理が課題だったと振り返ります。今後は、学生発の短編作品が評価される機会が広がる中、若手育成を掲げる同アワードの動向が注目されます。
【関連情報】
いしかわアニメアワード 公式サイト https://www.animest-ishikawa.com/award/
専門学校HAL 公式サイト https://www.hal.ac.jp
source: PR TIMES