株式会社CEメディアハウスが発行する『Pen 2026年2月号』は、特集「自由な視点、その創造性──印象派を読み解く」を掲載し、2025年12月27日に発売します。価格は紙版880円(税込)、デジタル版800円(税込)です。19世紀パリで広がった“楽しみとしての日常”を切り口に、印象派の成立と広がりを追います。
特集では、中産市民階級の成長など社会変化を背景に、カフェの休日やピクニック、列車での小旅行といった生活様式の変化が絵画表現に与えた影響を整理します。1874年のグループ展を機に「印象派」という呼称が定着した流れも扱い、画家同士の関係を相関図で示すほか、人物像に迫る「事件簿」や女性画家5人の紹介で周辺史も補います。
上田義彦、TOMO KOIZUMI、小林圭の3人が語る「私とモネ、そして睡蓮」や、有識者による読み解き、現代との共通性を5つの視点で解説する企画も掲載します。さらに日本で鑑賞できる印象派作品の情報として、全国の美術館リストや「4つの美術館の物語」を収録し、鑑賞行動につながる導線を設けています。今後は、誌面の切り口が展覧会鑑賞や関連企画の拡充にどう波及するかが注目点となります。
