一般社団法人日本美腸協会は、江崎グリコ「タンサ(短鎖)脂肪酸プロジェクト」と共同で、会場・オンライン合わせて約170人が参加する「冬の太りにくい体づくりセミナー」を開催しました。冬は体温維持のため基礎代謝が上昇する季節とされる一方で、日本美腸協会の会員アンケート(N=50)では約8割が「代謝低下が気になる」と回答しており、「冬太り」の実態と腸の関係に注目が集まりました。
セミナーでは、冬太りの主因は「代謝そのものの低下」ではなく、寒さによる外出減少や年末年始の過食、日照不足による自律神経の乱れからくる腸の機能低下だと整理。代謝の内訳として、基礎代謝60%、食事誘発性熱産生10%、身体活動量30%が紹介され、なかでも安静時エネルギー消費量(REE)が全体の多くを占め、腸はその重要な担い手であると説明されました。
さらに、小林メディカルクリニック東京の腸内フローラ検査「菌ドック」約2万人分のデータから、BMIの低い人ほど腸内細菌の多様性が高く、酪酸菌など短鎖脂肪酸をつくる菌が代謝と深く関係している傾向が報告されました。江崎グリコは、自社のビフィズス菌GCL2505株と水溶性食物繊維イヌリンを継続摂取したグループで、2~4週間後に安静時エネルギー消費量が1日平均84.4~101.8kcal増加し、8週間で内臓脂肪・体脂肪の低減も確認された臨床試験結果を紹介しました。この消費量は1,800~3,300歩、おにぎり約1/2~2/3個分に相当します。
参加者からは「腸と代謝の関係が具体的に理解できた」といった声が多く、同協会は今後も医療・研究・企業と連携し、「腸から代謝を整える」知見と実践法を広く伝える方針です。冬は「太りやすい季節」という思い込みを見直し、安静時エネルギー消費量を高める生活習慣や食事の工夫が、季節に左右されにくい体づくりの鍵になりそうです。
【レシピ情報】タンサ活レシピ一覧
https://cp.glico.com/tansa/recipe/
source: PR TIMES
