合同会社つれづれ(北海道旭川市)は、エゾシカの胎盤をフリーズドライ加工した粉末素材「エシカプラセンタ」を、2026年3月10日~13日に東京ビッグサイト南展示棟4階4ホールのFOODEX 2026(小間S4-K31)で展示し、原料提供や用途提案を行います。美容・健康製品やペットフードなどの開発企業を主な想定先とします。
背景には、北海道のエゾシカ対策があります。道内の捕獲数は2024年度に15万7525頭(前年度比0.4%増)で3年連続の過去最多となり、内訳は有害捕獲が12万5885頭(同3.5%増)、狩猟が3万1640頭(同10.2%減)でした。一方、推定生息数は23年度時点で約73万頭(前年度比1万頭増)とされ、農業被害額も約51億4500万円(同2億9800万円増)に拡大しています。
同社は未利用部位だった胎盤を有効活用し、雌鹿の捕獲が敬遠されやすいという課題の改善にもつなげたい考えです。契約ハンターや鹿肉加工場から当日捕獲個体の胎盤を入手して当日中に真空冷凍保存し、独自技術で加工するとしています。道総研食品加工研究センターの協力のもと抽出方法やアミノ酸分析を重ね、安全性試験を経て素材化したとしています。
今後は美容液・サプリメント・ペットフードなどで採用拡大を目指し、25年度の全道捕獲目標18万5千頭とも整合する形で、未利用資源の循環と事業者の差別化ニーズの接点を探る見通しです。
【イベント情報】
イベント名: FOODEX 2026
日時: 2026年3月10日(火)~13日(金)
会場: 東京ビッグサイト南展示棟4階4ホール
小間番号: S4-K31(極上北海道supported by ノーステック財団 ㉔)
詳細URL: https://turezure.biz/placenta
