Morus(東京都千代田区、代表取締役:佐藤亮)は2026年7月5日、カイコ由来の機能性食品素材「MorSilk® Powder」と自社機能性食品ブランド「KAIKO®」を軸に、人と地球の健康を同時に前進させる「国産栄養資源」構想を公開しました。養蚕の知見に栄養学や食品科学、バイオテクノロジーを接続し、循環型の食・栄養産業モデルの構築を目指します。
同社は血糖、腸内環境、免疫、酸化・糖化、コレステロールといった健康課題に、日常の食から予防的にアプローチするとしています。MorSilk® Powderはセリシン、フィブロイン、DNJ(1-デオキシノジリマイシン)、ポリフェノールなどを含む天然由来素材として研究開発・量産を進め、B2B原料供給に加え、自社ブランド展開、OEM、共同研究、栄養学講習も行う計画です。
背景には、生活習慣病や高齢化に加え、たんぱく質危機、気候変動、食料安全保障が同時進行し、食の選択が健康と環境の双方に影響するという問題意識があります。日本で5000年以上続く養蚕の伝統を現代の栄養資源として再定義し、輸入依存や自然資本負荷といった従来システムの副作用を抑えた設計に転換するとしています。
今後はASEAN(シンガポールなど)での展開を進め、カイコ由来原料の社会実装を加速する方針です。2026年に国際学術誌Journal of Insects as Food and Feedに関連研究が掲載された知見も踏まえ、プラネタリーヘルスの実装として地域と文化の再生にもつなげる考えです。
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