特定非営利活動法人メンタルヘルス環境向上プロジェクト(MHEC)の創設者で代表理事の山本真奈美氏(LMFT/米国臨床心理士)が、2025年に米国ラスベガスで開かれた国際的メンタルヘルス分野の表彰「Fluxx Awards 2025」で、Healthcare and Mental Health部門の「Global Pioneer Award」を受賞しました。評価項目には「Mental Health Innovation Across Borders」「Community Centered Wellness Leader」が含まれ、国境を越えた先駆的な取り組みとして位置づけられています。
山本氏は、米国、日本、アジア地域を中心に、移民や多文化背景、マイノリティなど支援につながりにくい人々に対し、心理療法と心理教育へのアクセス拡大を継続してきました。単に心の問題を「治す」ことにとどまらず、人の内側にある力を育み、回復力(レジリエンス)と本来の心の健やかさ(ウェルネス)を引き出すアプローチが特徴です。Fluxx Awardsでは、国境を越えた臨床と心理教育の普及、多様な人々のメンタルヘルス格差を埋ぐ実践、日本で誰もが相談につながれる「入口づくり」を進めている点などが総合的に評価されました。
日本での活動としては、MHECが2025年6月に多職種連携のコミュニティウェルネスモデル「M.O.F.U. 2025」を実施し、国内外の報道で「国境を越えた実践型メンタルヘルスモデル」として紹介されています。今後MHECは、子ども・若者・支援者の安心できるケアの場づくり、迷わず専門支援にアクセスできる体制整備、信頼できる心理学情報の発信と継続的な心理教育プログラムの提供を強化するとしています。今回の受賞を契機に、国内外の専門家・機関との連携を深め、文化や言語の違いを越えて支援が届く社会モデルの構築がどこまで広がるかが今後の焦点となります。
【活動・寄付情報】
寄付・サポートページ https://syncable.biz/associate/mhec
公式サイト https://www.mentalhealthec.org
source: PR TIMES
