東京都千代田区に本社を置く株式会社ユカリアは、熊本県阿蘇市の公立病院・阿蘇医療センターが公募した「阿蘇医療センター経営改善支援業務」のプロポーザルで受託者に選定され、契約を締結しました。ユカリアは今期連結業績への影響を「軽微」としています。

阿蘇医療センターは、救急・小児・へき地医療を担う阿蘇地域の中核医療機関です。一方で、少子高齢化や人口減少、医師・職員不足、診療報酬改定などを背景に、経営と医療機能の両面で課題を抱えています。同センターは2023年度に「阿蘇医療センター経営強化プラン」を策定し、地域医療体制の維持と経営安定化を進めてきました。

今回ユカリアが担うのは、この強化プランを踏まえた経営状況、診療機能、病床運用、人員体制などの多角的な調査・分析です。熊本県の地域医療構想との整合性を図りながら、病院機能の分化・再編や運営の最適化の方向性を明確にすることが目的とされています。ユカリアは医療経営コンサルティングの知見を生かし、中長期的な経営改善策の提案と実行支援を通じて、持続可能な地域医療体制の確保に貢献するとしています。地方公立病院の経営環境が一段と厳しさを増すなか、今回の支援が他地域へのモデルケースとなるかが注目されます。

【企業情報】

株式会社ユカリア

所在地 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング19階

事業内容 医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業

公式サイト https://eucalia.jp/

source: PR TIMES

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