将来の介護に不安を抱く人が51.4%に上る一方、健康保険の適用対象になり得る在宅支援の「訪問マッサージ」を知らない人が多いことが、一般社団法人日本訪問マッサージ協会の全国調査(有効回答300人、2026年1月)で分かりました。特に「周囲に必要そうな人がいない」とした層(20.7%)では約9割が未認知でした。
調査は全国の10〜70代男女を対象にインターネットで実施しました。協会は、介護は病気やけがを機に突然始まることも多く、必要になってから情報を探すと「どこに頼ればいいか分からない」状態になりやすいとみています。代表理事の藤井宏和氏は、情報不足が選択肢を狭め本人や家族の負担増につながる可能性があると指摘しました。
訪問マッサージは自宅で施術を受けられる仕組みで、療養費として医療保険の対象となる場合があります。一方、利用には医師の同意など一定の条件があり、制度理解の不足も課題です。
同協会は認知向上策として、外出・通院が困難な人向けに国家資格保持者による訪問マッサージ・はり・きゅうの無料体験を全国規模で強化します。介護の「事前の情報備え」を広げられるかが、今後の普及の焦点になりそうです。
【サービス情報】
訪問マッサージ等の無料体験(外出・通院が困難な方向け、全国規模) https://www.houmon-massage.jp/support
