妊娠中または過去5年以内に出産経験のある女性1,016人を対象にした調査で、出生前検査の認知は約9割に達した一方、不安の最多は「費用が高い」(48.0%)でした。受検経験は31.4%で、「検査精度が信頼できるか」(37.1%)や「誤診(偽陽性・偽陰性)の可能性」(31.0%)も上位に入りました。
調査は医療法人社団ミネルバが2025年12月16~18日にインターネットで実施しました。受検・検討した検査はNIPT(母体血から染色体の可能性を調べる検査)が62.5%で最多です。施設選びでは「検査の正確性(技術・精度)」(54.7%)が最重視され、「検査費用の安さ」(33.8%)や「再検査保証・追加料金が発生しない制度」(28.3%)も続き、費用負担と安心感の両立が課題として浮かびました。
また、費用の安さを重視して選んだ受検者のうち51.7%が「後悔した経験がある」と回答しました。理由は「陽性後の確定検査で高額な追加費用がかかった」(64.2%)が最多で、「再検査で追加費用が発生」(45.5%)、「陽性後のフォロー不足」(39.4%)も挙がっています。今後は、初期費用だけでなく陽性後に必要となり得る確定検査や説明体制まで含めた情報開示が、検査選択の納得感を左右しそうです。なお同クリニックは2025年6月に産婦人科を併設し、NIPT陽性時の絨毛検査・羊水検査など確定検査まで院内対応できる体制に移行したとしています。
