医療機関の約4割で外来・入院収入がコロナ前水準に戻らないなか、TOKUジャパン株式会社(東京都中央区)は、医療と経営の専門人材が院内に入り黒字化と成長を支援する「スポットPro.事務長」を開始しました。対象は病院・クリニックや医療関連法人で、DX推進や業務改善など経営実務を内部リソースとして代行します。
全国309病院を対象にした「2025年度 病院経営課題の実態調査」では、約40%の病院が収入減を背景に経営悪化が続いているとされています。多くの医療機関では医師や看護師の専門性に比べ、経営人材が不足しており、従来の外部コンサルだけでは現場とのギャップから改善が進みにくいという課題がありました。
新サービスは、医療×経営のプロフェッショナルが事務長のような立場で現場に常駐・訪問し、DX(デジタル化)、組織づくり、業務フロー見直し、M&A後の統合作業(PMI)まで実務を担う点が特徴です。財務や税務だけでなく、理事長や院長のビジョン、医療戦略を踏まえたうえで経営ノウハウを「移植」し、自走できる体制構築をめざすとしています。
同社は2023年設立と若い企業ですが、メディカル業界に特化したハンズオン型コンサルティングを強みとし、M&Aアドバイザリーや経営人材育成も展開中です。今後は、外来・入院収入の回復が遅れる地域医療機関や介護事業者への導入が進むかが焦点で、経営人材不足が続く医療業界で、どこまで再建とバリューアップに実績を積み上げられるかが注目されます。
【サービス情報】
スポットPro.事務長
法人向け医療機関・メディカル業界特化型経営支援サービス
TOKUジャパン株式会社
公式サイト https://toku-japan.co.jp/spotpro-manager/
source: PR TIMES
