集中出版株式会社が主催する定例勉強会「日本の医療の未来を考える会」第94回が、2026年1月21日15時から18時まで衆議院第一議員会館(東京都千代田区)で開かれ、医療現場で深刻化するペイシェント・ハラスメント(ペイハラ)への対策を扱います。講師は井上法律事務所所長の弁護士、井上清成氏です。内容は2部構成で、前半はペイハラの実態や現場での実務対応の要点を整理し、後半は院内指針の作り方、記録・報告体制、相談窓口の設計など、病院として整える仕組みを解説します。主催者によると、同テーマで2025年9月に実施した回が好評だったことを受け、今回は時間を拡大して実施します。対象は病院・大学・企業の経営者および幹部(部長職以上)で、参加費は医療従事者と企業会員が無料、企業会員以外は初回のみ1人1万円(税込)で参加できます。申込締切は2026年1月14日で、会場参加は先着順となります。今後は、医療機関側が個人対応に頼らず、組織として再現性ある対策を整備できるかが焦点になりそうです。
